教育学系大学院生の徒然日記

教育学を学ぶ大学院生の日々思うことを書く日記です。自分の覚え書きとしても利用します。特定はされない程度にうまくぼかして書くかと思います。

大学院生の徒然日記3

こんにちは。

最近は暑かったり,寒かったり大変ですね。

今日は雨が降っている地域も多く,天気も気分も下り坂って感じですかね。

まぁそんな僕の気持ちは置いておいて

最近TwitterとかFacebookとかでは教職のブラックさが取り上げられていますね。

テレビでも今日の残業時間がすごいだとか

部活動はほとんど手当が出ないとかそういう話になります。

現実問題としてそういうところがあるといわれるものの

特に改善はされません。

まぁ教師しか困っていないんだからそれは当然改善されるわけないですよね。

しかも「子どものため」という大義名分がまかり通ってしまうために

教師への負担が大きくなる。

大きな問題ではありますが、緩やかに改善していくしかないのだろうなというのが

私の意見です。

これで教師の待遇を良くした場合,一番困るのは「子どもたち」です。

それが分かっているから,しんどくてもやめられないというのが教師です。

まじめな人ほど自分を締め付けて苦しめてしまうのが教師であるのだと思います。

(それが正しいかどうかはさておき)

 

それ以上に私が気持ちが悪いのは,大学生や新任1~3年目そしてその親です。

教師が忙しいことなんて,火を見るよりも明らかです。

おそらく公務が抜本的に改革され,部活動をやらなくてよくなっても

教師には「研鑽」という仕事が残ります。

日々研究を重ね,子どもたちのために授業を四六時中考え,

子どもたちへよりよい学びを提供したいというのが教師という生き物です。

このようにずっと「学び続ける」ということは想像してる何倍もつらいです。

自分は上手くいかないのに隣のクラスの先生は良い授業をする。

自分ばかり上司・先輩にいびられる。

努力しているのに自分の思うような授業にはいつまでたってもならない。

今問題視されていることが解決したとしてもこれだけの大きな仕事が残っています。

それでもやりたいと思ってくるなら良いのですが

職業上「子どもが好き」くらいで務まる仕事ではないのです。

教員採用試験の募集要項にも「心身共に健康な」と書かれることも多いです。

健康な肉体と精神を持つ人でないとできないのです。

それを「安定しているから」とか「親が安心するから」程度の理由で

高校生が選び,何のためらいも退く教師になっていくということは

どれだけおそろしいことか。

 

何も知らずに勧めたりしないでほしい。

そんな簡単に続けられる職業ではないのです。

夢があるならそれでもいい。

但しそれは教員採用試験を受かっても5年ほどは思うようにできない。

ゴールは教員になることではないのです。

そういったキャリア教育が足りていないのだということも重々承知ですが

少し知ってもらえたら勘違いが減るのではないかと思います。